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 延命治療A
  2008年7月1(火)

  珍しく誰も面会の来ない静かな1日。
  陸玖は、血圧はプレドパが効いて上がってきているけれど、心拍が少し
  下がってきている。



  2008年7月2(水)

  朝、久しぶりに自発呼吸が2回見られた。
  陸玖の自発呼吸を見ると嬉しくて飛び起きてしまう!

  血圧も上がってきて数値も安定している。



  2008年7月3(木)

  最近、痰が硬くて吸引しづらい日が続いたので、気管の洗浄をしてもらった。
  洗浄後は痰も取り易くなったみたい。

  心拍、血圧共に落ち着いているけれど、ちょっと体温が低めだ。



  2008年7月4(金)

  夜、五味先生が部屋に顔を出してくれた。
  アメリカからの帰りは夜だろうから、五味先生が来るのは明日かな?と
  看護師さんに聞いていたので、びっくりした。

  陸玖に「ただいま〜、大丈夫だったかい?」と
  声を掛けてくれてお土産のメジャーボールを
  陸玖の手に握らせてくれた。

  元気な頃は、よく野球遊びをしてたよね。
  奇跡が起きて、陸玖とキャッチボールが
  したいよ!




  2008年7月5(土)

  陸玖のおしっこが出すぎてしまう。
  あんまり、おしっこが出すぎると脱水症状になってしまうため、ピトレシンという
  お薬でおしっこの量を調節する。

  このおしっこが出すぎることを、「尿放症」というらしいが、この症状が出ると
  いうことは、まだ脳が働いていることを意味するようだ。
  
  そう聞くと、この「尿放症」は陸玖の脳が動いている証拠だ。
  やっぱり、まだ諦められない。。。



  2008年7月7(月)

  今日は、七夕だ。

  お願い事を託した短冊は、他のみんなの短冊と一緒に保育士さんが
  代表で燃やして天に届けてくれたみたいです。

  陸玖やパパ、ママのお願い事が天に届くといいな。。。

  陸玖は朝から、静脈カテーテルの挿入部分から少量だけど、点滴が
  漏れるようになってしまった。

  とりあえず消毒して様子を診ていたけれど、夜の12時に漏れる量が増えて
  きたので応急処置として糸で漏れる部分を圧迫することになった。

  圧迫の処置のため布団を掛けずにいた陸玖の体温が下がって35度台に
  なってしまった。



  2008年7月8(火)

  昨日からの点滴漏れで、結局カテーテルを入れ替えることになった。
  
  入れ替えは夕方4時頃から始まり約1時間。
  今度は左足の付け根の大腿静脈へ挿入した。

  そして、またカテーテルの挿入処置中、身体が冷え切ってしまい
  体温が34℃にまでなってしまった。

  看護師さんが、ホットパックを陸玖の身体の回りに置いてくれて
  陸玖の身体を温める。

  自分で体温の調整が難しくなってきているようで、なかなか体温が
  戻らない。
  季節は夏なのに、真冬のように布団を掛けて寝ている状態でした。



  2008年7月10(木)

  今日は朝から驚くほど自発呼吸があった。
  まるで数週間前に戻ったかのようだ。

  陸玖は頑張っているよ。




  2008年7月13(日)

  お友達夫婦がお見舞いに来てくれたり、お爺ちゃん&お婆ちゃんが会いに
  きたりと相変わらず賑やかな病室です。

  陸玖も落ち着いているようで、良かった。
  ただ、未だに体温は低めが続いている。




  2008年7月14(月)

  今日の陸玖は、心拍・血圧・体温も丁度いい感じ。
  朝には自発呼吸も見られた。



  2008年7月15(火)

  昨日の夜中から血圧が下がり始めてプレドパの量も増える一方だ。
  もしかしたら脱水状態かもしれないというので点滴で水分を補給。

  その後は血圧も上がり始めて、少しだけど自発呼吸もあっていい感じです。


  



 

プロフィール
2008年7月に愛する5歳の息子を脳腫瘍という病気で亡くしたママです。少しでも他の方のお役に立てたら、そして息子の頑張った姿を知って欲しくて。。。
陸玖の病気が発覚する以前に子育てに関するサイト「Happiness☆誕生〜子育て」を運営していました。陸玖が産まれて5歳までのことが綴られています。良かったら覗いてみてくださいね。
闘病日誌
異変
斜視?!
頭が痛い!
近くの総合病院
CTに写らない!?
救急車で・・・
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初めての入院
点滴が入らない
おしっこが出ない
放射線治療開始
中心静脈カテーテル挿入
抗がん剤を始める
入院のイラダチ
病棟イベント ハロウィン
遠足に行けない
自分で歩ける!
うれしい外出許可
放射線治療を嫌がる
順調な回復。でも頭痛が・・・
ドナルドがやってきた
外泊&誕生日パーティー
髪の毛が抜ける
病棟での誕生日
ベッドから落ちる
太ったね〜
スキップができる
X'masケーキを予約
病棟のお友達
わがまま
退院前のMRI検査
最後の放射線治療
静脈カテーテルを抜く
1度目の退院
 
自宅治療開始
遅れた七五三
初めての外来
嘔吐下痢症になる
涙の代替治療
保育園&空手 復帰
クリスマス
友人に告白
初めての迷子
新年
自宅で抗がん剤治療
強くなれ!
MRI検査
保育参観
風邪をひく
雪遊び&温泉旅行
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雪遊び ボードデビュー
CT検査
初めての電車
卒園式の練習
空手 昇級審査
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セカンドオピニオン
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強引な退院
 
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涙の代替治療A
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お勧めサイト
脳外科医 澤村豊のホームページ
自治医科大学とちぎ子ども医療センター
セカンドオピニオン・ネットワーク公式サイト
NPO法人 脳腫瘍ネットワーク
 
朝日新聞に掲載されました

2011/1/25〜29の5日間
『患者を生きる』とい欄に、「この子らしく」という陸玖の闘病記録の記事を掲載していただきました。
閲覧はこちらから
 
LINK集
 
広げようリボン運動
ゴールドリボン
小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。
   
オレンジリボン
オレンジリボン運動で子ども虐待防止の輪を広げましょう。
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
 
細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい
ヒブワクチンってご存知ですか?ワクチンで守れる『いのち』はあります!いのちの格差を無くすためにも現在、ヒブワクチンの定期接種化を求める署名活動をしています。
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