TOP > 入院のイラダチ
 入院のイラダチ
  2007年10月27日(土)

  土日は放射線治療はお休み。陸玖もちょっとホッとしているみたい。
  週末は外泊できる子供たちは家に帰るので病棟内も平日より静かだ。

  頭痛もだんだんとなくなってきているので、今まで1日6回の点滴を4回に
  減らすことになった。
  6回からいきなり4回に減らして大丈夫?
  週末は先生が居ないし、また頭痛が酷くなったらと思うと心配だ。


  
  2007年10月28日(日)

  点滴が6回から4回に減ったせいか、点滴と点滴の時間が空くと少し頭が痛い
  という。
  でも頭が痛くないときは、テレビを見たり塗り絵をしたり、プレイルームに行って
  みたりと、かなり元気になってきた。

  それに、お爺ちゃんやお婆ちゃん、伯父さん・伯母さんたちがお見舞いに来て
  くれて、お土産に絵本などを貰ってご機嫌だ。




  入院生活にもだいぶ慣れてきたみたい。それに頭痛もほとんど無くなった。
  そうなると、病院では好きな物が食べられない。大部屋なので好きなテレビが
  見られない。と、わがままを言い出すようになった。
  「もう頭は痛くないから、お家に帰りたい!」と言い出した。
  そうだよね、痛くないなら帰りたいよね。。。でもまだ放射線治療は始まった
  ばかり、退院できるはずもない。

  陸玖に「頭の中のバイキンをちゃんとやっつけないと帰れないんだよ」と説得
  するものの、「痛くないもん」と言う陸玖には上手く説明できない。

  ストレスが溜まっているよね。。。

  だからと言って、大部屋ではなく個室する?と聞くと、それは嫌だと言う。
  大人だと、プライバシーのない大部屋より個室の方が気持ちが楽かなと
  思うけど、どうやら子供は違うらしい。
  個室だと、それこそ付き添いの人が居ないと、まるっきり1人になってしまう。
  大部屋なら、私がトイレに行っても食事をしに行っても同じ部屋の子供たちは
  もちろん、付き添っている親だったり、様子を見に来る看護師さんだったりで
  誰かしら居るので1人きりになることはない。
  子供はその方が安心するみたい。

  病気が病気なだけに、最初に個室を希望していたけど陸玖にとっては賑やかな
  大部屋がいいらしい。




  2007年10月29日(月)

  そんな状態のまま月曜日に。
  放射線治療も週末の2日間、空いてしまったら「やりたくない!」と言い出した。
  そうは言っても大事な治療だし、きちんと決められた回数をやらないと治療の
  効果がでなくなってしまう。

  また振り出しに戻ったように、陸玖を説得。
  どうにかこうにか放射線治療を受けて貰った。

  しかしその後もストレスの溜まった陸玖は、わがまま放題。
  いつもよりべったりと私に甘えてくる。
  食事はもちろんトイレに行くのも「行かないで〜」とべったりだ。。。




  2007年10月30日(火)


  今日は朝から右足のふくらはぎが痺れると言う。
  痺れている足をさすってあげても、なかなか痺れが取れないみたい。
  心配になって宮田先生に症状を伝えると、足の痺れが腰からだったら
  大変なので、様子によっては再度、腰のMRIを撮るかも。。。と言われ
  ”腰への転移!”が頭をかすめる…。
  グリセオールの点滴が1日3回に減った。
  点滴の回数が減ると頭痛が心配だけど、思ったより痛いと言わないので
  治療は順調に進んでいるのかな???

  陸玖はホームシックから、相変わらずわがまま全開!
  入院して約2週間、確かに好きなジュースやお菓子も食べれないし、食事だって
  病院食だしね。。。大人だって嫌になる頃かも ( ̄▽ ̄;)



 

プロフィール
2008年7月に愛する5歳の息子を脳腫瘍という病気で亡くしたママです。少しでも他の方のお役に立てたら、そして息子の頑張った姿を知って欲しくて。。。
陸玖の病気が発覚する以前に子育てに関するサイト「Happiness☆誕生〜子育て」を運営していました。陸玖が産まれて5歳までのことが綴られています。良かったら覗いてみてくださいね。
闘病日誌
異変
斜視?!
頭が痛い!
近くの総合病院
CTに写らない!?
救急車で・・・
告知
初めての入院
点滴が入らない
おしっこが出ない
放射線治療開始
中心静脈カテーテル挿入
抗がん剤を始める
入院のイラダチ
病棟イベント ハロウィン
遠足に行けない
自分で歩ける!
うれしい外出許可
放射線治療を嫌がる
順調な回復。でも頭痛が・・・
ドナルドがやってきた
外泊&誕生日パーティー
髪の毛が抜ける
病棟での誕生日
ベッドから落ちる
太ったね〜
スキップができる
X'masケーキを予約
病棟のお友達
わがまま
退院前のMRI検査
最後の放射線治療
静脈カテーテルを抜く
1度目の退院
 
自宅治療開始
遅れた七五三
初めての外来
嘔吐下痢症になる
涙の代替治療
保育園&空手 復帰
クリスマス
友人に告白
初めての迷子
新年
自宅で抗がん剤治療
強くなれ!
MRI検査
保育参観
風邪をひく
雪遊び&温泉旅行
蓄膿症になる
雪遊び ボードデビュー
CT検査
初めての電車
卒園式の練習
空手 昇級審査
年長さん
花見だ〜
セカンドオピニオン
播種(転移)が見つかる
夜の救急病院
 
2度目の入院
水頭症を発症
シャント手術
DSができない
強引な退院
 
車椅子の生活
涙の代替治療A
言葉が伝わらない
ディズニーランド
自由にならない体
眠れない夜
奇跡の風
みんなで旅行
 
3度目の入院
個室 付き添い
シャント交換
水頭症の悪化
延命治療の決断
お見舞い
床ずれ防止のエアマット
七夕 短冊への願い
気管挿管
保育園のお友達
けいれん止めの薬
気管切開する?
人工呼吸器を使う
延命治療@
添い寝をする
延命治療A
輸血する?
最後のケア
最後まで頑張ったね
みんなに見送られて・・・
天国の陸玖へ
陸玖のいない生活
クリック募金サイト上の募金
ボタンをクリックするだけで、
無料で募金ができる仕組みです。
みんなで募金の輪を広げましょう!
 
 
Library
脳腫瘍(小児脳腫瘍)
斜視
水頭症
中心静脈カテーテル
小児慢性特定疾患
セカンドオピニオン
放射線治療
お勧めサイト
脳外科医 澤村豊のホームページ
自治医科大学とちぎ子ども医療センター
セカンドオピニオン・ネットワーク公式サイト
NPO法人 脳腫瘍ネットワーク
 
朝日新聞に掲載されました

2011/1/25〜29の5日間
『患者を生きる』とい欄に、「この子らしく」という陸玖の闘病記録の記事を掲載していただきました。
閲覧はこちらから
 
LINK集
 
広げようリボン運動
ゴールドリボン
小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。
   
オレンジリボン
オレンジリボン運動で子ども虐待防止の輪を広げましょう。
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
 
細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい
ヒブワクチンってご存知ですか?ワクチンで守れる『いのち』はあります!いのちの格差を無くすためにも現在、ヒブワクチンの定期接種化を求める署名活動をしています。
免責事項
こちらで紹介している治療に関して本サイトは、あなたに対して保証できるものではありません。利用者が当ホームページの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。 本サイトを利用する場合は、自己責任にてお願い致します。
《重要》
ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。
Copyright (C) 2008  脳腫瘍と闘った小さな戦士 All Rights Reserved