TOP >

強引な退院

	強引な退院 　　２００８年５月３日（土） 　　世間では今日からGWです。 　　パパも今日から７日の水曜日までGWのお休みです。 　　本当なら今日は、仲良しなお友達家族が集まって我が家でバーベキューの 　　予定でしたが、陸玖の２回目の入院が決まり、退院もいつになるのか解らない 　　状態だったので、中止にしました。 　　今日は、パパもお休みなので、弟くんはお婆ちゃん家に預けて、今日は２人で 　　陸玖に会いに行きます。 　　昨日から体調がガクッと悪くなっているので心配です。 　　朝、急いで病院へ向かいます。 　　すると、私の携帯が鳴りドキっ！ 　　携帯を取り出すと、病院からです。 　　「病院からだよ、パパどうしよう〜」 　　陸玖に何かあったの？？？ 　　私の心臓は爆発しそうなぐらいドクドクしてます。 　　電話に出ると、五味先生からでした。 　　私達の心配を察して、先生の第一声は「陸玖くんは、大丈夫ですよ！」と 　　言ってくれました　(´▽｀) 　　それを聞いて、私は安心して腰が抜けそうなくらい。。。 　　電話の内容は――。 　　朝から陸玖くんが、どうしても家に帰りたい言ってます。 　　体調は昨日とあまり変わっていないので、本当ならもう少し病院で様子を 　　診たいところですが、本人がどうしても帰りたいと言っていますので 　　どうしましょう？？？ 　　退院の準備は出来てますか？ 　　ということでした。 　　私達は「退院の準備はできています。あと４０分程で病院に着きます」と 　　告げると、先生は「では、お待ちしています。」と言って電話を切った。 　　電話を切った後も、私の手の震えが止まりません。 　　本当にびっくりな電話でした。 　　病院に到着し病室へ行くと、陸玖は退院するき満々だ。 　　五味先生も病室へ来て、私達の前で陸玖の診察が始まった。 　　まず、真っ直ぐ立っていられるか。 　　片足で立てるか。 　　少し離れた場所から、先生の場所まで真っ直ぐ歩いて来れるか等。 　　１つ１つの動作を丁寧にチェック。 　　陸玖は退院したいがために必死だ！ 　　その必死さがすごく伝わってきて、今すぐ家に連れて帰りたい！！ 　　でも、一生懸命頑張っているけど、少しフラつく。 　　先生も帰してあげたい気持ちと、心配なのとで複雑な気持ちみたい。 　　それでも陸玖の熱意が伝わり、強引ではあったけど退院の許可が下りた。 　　陸玖は大喜び！ 　　私達も陸玖が転ばないように細心の注意をして見守って行こう。 　　退院と決まれば、荷物の片付けだ！ 　　陸玖も洋服に着替えて、処方された薬を渡され、今までは２週間に１度の 　　外来受診だったけど、今度からは１週間に1度の受診の約束をして 　　１２時過ぎに退院となりました。 　　あんな強引な退院を許可してくれた背景には、陸玖の残された時間が 　　少ないからなんだろうな。。。 　　今回処方された薬は。。。 　　・プレドニゾロン錠（５mg） 　　　　朝・昼・夕食後　1回1錠　　　　　　　　７日分 　　・アンヒバ座薬（１００mg）１回２個　　　　７回分 　　　（痛み止め） 　 　　病院を出て、お昼も過ぎたしお腹も減った。 　　どこかでご飯を食べよう！と言うと、陸玖が「ココス！」と言うので病院の 　　近くのココスへ入った。 　　ずっと病院のご飯だったから、メニューを見てアレもコレも迷っちゃうね。 　　お子様スパゲッティーを頼んで、ドリンクバーで大好きなコーラを飲む。 　　幸せだね〜。 　　でも、あきらかに以前と違う陸玖。 　　食欲はすっごくあるんだけど、食事に時間が掛かる。 　　噛む事が大変みたい。また飲み込むのも、ちょっと大変な様子。 　　なので、とにかく食事に時間が掛かる。 　　私達も陸玖に合わせてゆっくりと食事を摂る。 　　時間は掛かるが、頼んだお子様スパゲッティーはきれいに食べた。 　　そして、陸玖は「もう一回食べたい！」と言い出した。 　　私達は、びっくり！！ 　　ご飯をあげない訳ではないが、ココスでの時間も結構経ってるし、 　　退院するって連絡したからお婆ちゃん達も、陸玖の帰りを待ってるし。。。 　　帰りながら、コンビニにでも寄ればいいじゃない？と陸玖に提案して 　　ココスを出た。 　　ココスを出て少ししたら、アメリカンドックが食べたいと言い出した。 　　近くのコンビニに寄って、アメリカンドックを購入。 　　一緒におにぎりも・・・と言うので、大好きな鮭のおにぎりも購入。 　　さっき、スパゲッティーを食べたのに、アメリカンドック半分とおにぎりを 　　完食　(￣_￣|||) 　　 　　その後、お婆ちゃん家に到着。 　　みんなが「お帰り〜」と笑顔で迎えてくれた。 　　「お婆ちゃんが、何か食べたいものはある？」と聞くと、「お蕎麦！」と 　　陸玖が答えた。 　　陸玖の好物の”お婆ちゃんの手打ち蕎麦”。 　　リクエストされて、お婆ちゃんはお蕎麦屋さんのように、「待ってな！」と 　　言って蕎麦を打ち出した。。。（本当の蕎麦屋さんみたい・・・） 　　待っていると本当に、打ちたて茹でたての美味しそうな手打ち蕎麦が 　　出てきた！　すごい　(^-^)//""ぱちぱち 　　美味しい、美味しいと言って蕎麦を食べる陸玖。 　　いったい、どれだけ食べれば気が済むんだ？？？ 　　入院中の食への欲求は相当なものらしい　┐(-｡ｰ;)┌
プロフィール 2008年７月に愛する５歳の息子を脳腫瘍という病気で亡くしたママです。少しでも他の方のお役に立てたら、そして息子の頑張った姿を知って欲しくて。。。 陸玖の病気が発覚する以前に子育てに関するサイト「Ｈａｐｐｉｎｅｓｓ☆誕生〜子育て」を運営していました。陸玖が産まれて5歳までのことが綴られています。良かったら覗いてみてくださいね。 闘病日誌 異変 斜視？！ 頭が痛い！ 近くの総合病院 ＣＴに写らない！？ 救急車で・・・ 告知 初めての入院 点滴が入らない おしっこが出ない 放射線治療開始 中心静脈カテーテル挿入 抗がん剤を始める 入院のイラダチ 病棟イベント　ハロウィン 遠足に行けない 自分で歩ける！ うれしい外出許可 放射線治療を嫌がる 順調な回復。でも頭痛が・・・ ドナルドがやってきた 外泊＆誕生日パーティー 髪の毛が抜ける 病棟での誕生日 ベッドから落ちる 太ったね〜 スキップができる X'masケーキを予約 病棟のお友達 わがまま 退院前のＭＲＩ検査 最後の放射線治療 静脈カテーテルを抜く 1度目の退院 　 自宅治療開始 遅れた七五三 初めての外来 嘔吐下痢症になる 涙の代替治療 保育園＆空手　復帰 クリスマス 友人に告白 初めての迷子 新年 自宅で抗がん剤治療 強くなれ！ MRI検査 保育参観 風邪をひく 雪遊び＆温泉旅行 蓄膿症になる 雪遊び ボードデビュー CT検査 初めての電車 卒園式の練習 空手　昇級審査 年長さん 花見だ〜 セカンドオピニオン 播種（転移）が見つかる 夜の救急病院 　 2度目の入院 水頭症を発症 シャント手術 ＤＳができない 強引な退院 　 車椅子の生活 涙の代替治療�A 言葉が伝わらない ディズニーランド 自由にならない体 眠れない夜 奇跡の風 みんなで旅行 　 3度目の入院 個室　付き添い シャント交換 水頭症の悪化 延命治療の決断 お見舞い 床ずれ防止のエアマット 七夕　短冊への願い 気管挿管 保育園のお友達 けいれん止めの薬 気管切開する？ 人工呼吸器を使う 延命治療�@ 添い寝をする 延命治療�A 輸血する？ 最後のケア 最後まで頑張ったね みんなに見送られて・・・ 天国の陸玖へ 陸玖のいない生活 クリック募金サイト上の募金 ボタンをクリックするだけで、 無料で募金ができる仕組みです。 みんなで募金の輪を広げましょう！		Library 脳腫瘍（小児脳腫瘍） 斜視 水頭症 中心静脈カテーテル 小児慢性特定疾患 セカンドオピニオン 放射線治療 お勧めサイト 脳外科医　澤村豊のホームページ 自治医科大学とちぎ子ども医療センター セカンドオピニオン・ネットワーク公式サイト NPO法人 脳腫瘍ネットワーク 　 朝日新聞に掲載されました 2011/1/25〜29の5日間 『患者を生きる』とい欄に、「この子らしく」という陸玖の闘病記録の記事を掲載していただきました。 閲覧はこちらから 　 ＬＩＮＫ集 　 広げようリボン運動 ゴールドリボン 小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。 　 　 オレンジリボン オレンジリボン運動で子ども虐待防止の輪を広げましょう。 　 細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい ヒブワクチンってご存知ですか？ワクチンで守れる『いのち』はあります！いのちの格差を無くすためにも現在、ヒブワクチンの定期接種化を求める署名活動をしています。 《免責事項》 こちらで紹介している治療に関して本サイトは、あなたに対して保証できるものではありません。利用者が当ホームページの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。 本サイトを利用する場合は、自己責任にてお願い致します。 《重要》 ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

Copyright (C) 2008 　脳腫瘍と闘った小さな戦士　All Rights Reserved