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 中心静脈カテーテル挿入
  2007年10月24日(水)

  今日は、中心静脈カテーテル挿入の手術の日です。
  入院当初から、今後の治療をスムーズに行うためにはカテーテルを挿入した
  方がいいでしょうと言われてました。
  中心静脈カテーテルが挿入されていれば、点滴の漏れも無くなるし、今後
  体調が急変して食事が摂れなくなってしまっても、高カロリーな点滴を入れる
  こともできるという先生の判断だ。
  それに何より、陸玖が点滴の針や採血の恐怖から開放されるというメンタルな
  面でメリットが大きい。。。
  そのような理由から中心静脈カテーテル挿入の手術に私たちは承諾しました。

  手術のため今日は朝から絶食。
  ここ最近は頭痛のために食事もあまり食べれなかったけど、絶食と言われると
  返って食べたい気持ちが強くなるらしく空腹との戦いだ。

  それに、脳の浮腫みを取るための点滴にステロイドが入っているせいか
  食欲が出て、ご飯を食べたくて仕方ない。

  「お腹空いた〜」「何か食べたい!飲みたい!」と不機嫌な陸玖をなだめながら
  手術が始まるの待つ。


  今回の手術は全身麻酔をするため前日に麻酔科の先生に麻酔について
  説明を受ける。
  麻酔の方法や麻酔の効果、麻酔の危険性など。。。

  手術中に何かあったら・・・という心配はもちろんあるけれど、今後の治療の
  ことを考えると手術をしておいた方がいい訳だし、全身麻酔は怖いけど
  先生に任せるしかない。

  手術自体はそんなに難しいことはないらしい。
  時間もそれほど掛からないみたい。

  でも陸玖にとっても初めての手術。
  術着に着替えて、手術室に向かう陸玖はとても不安そう。
  「大丈夫だよ」と声を掛けながら陸玖の手をずっと握っていた。

  手術が終わるまでパパと2人、落ち着かない。
  「簡単な手術ですよ」と言われても、絶対は無い!
  
  ひたすら無事に手術が終わることを祈る。

  待っている時間は長く感じる。
  夕方4時から手術が始まって、終わって麻酔が覚めると5時半になっていた。
  1時間半。手術としては短い時間なのだろうけど、とっても長く感じた1時間半
  でした。

  麻酔が覚めると、胸のところにカテーテルが入ったので動くと痛いらしい。
  でも慣れて、手術の傷も治れば痛みはなく、違和感もそれほどないらしい。

  だけど、見た目は体からカテーテルが出ているのだから、とても痛々しい。
  しかし今後は大っ嫌いな採血や点滴も、この管を使うので、いちいち針を挿す
  ことがなくなって陸玖にとっては、かなり楽になるはず。

  案の定、今まで採血や点滴をしてくれていた宮田先生に対する態度ががらりと
  変わった。
  それまでは宮田先生の顔を見るだけで、怖がったり不機嫌な態度をとって
  いたのに、「宮田先生〜」と笑顔でお話できるようになった。(ホッ)

  手術から数日もすると、傷の痛みも無くなり、注射の恐怖から開放されて
  陸玖の気持ちも少し楽になったみたい。
  点滴も今まで、漏れる度に中断してしまって、「大事な点滴なのに。。」と
  やきもきしていたけれどカテーテルを挿入してからは、点滴漏れを気にする
  ことなく点滴できて治療も順調に進んだ。

  しかし、私たちのような素人には体にカテーテルが入っていいて、体の外に
  2本の管が出ている陸玖の体を見ると何だか怖くて仕方ありません。
  大人だと、管が入っているから・・・と普段の体の動きを気にしそうだけど
  子供って何をするか分からない。何かの拍子に静脈に入っているカテーテルが
  血管を傷つけたりしないだろうか?とか管が出ている場所からばいきんが入って
  しまったら?とか心配だらけです。








 

プロフィール
2008年7月に愛する5歳の息子を脳腫瘍という病気で亡くしたママです。少しでも他の方のお役に立てたら、そして息子の頑張った姿を知って欲しくて。。。
陸玖の病気が発覚する以前に子育てに関するサイト「Happiness☆誕生〜子育て」を運営していました。陸玖が産まれて5歳までのことが綴られています。良かったら覗いてみてくださいね。
闘病日誌
異変
斜視?!
頭が痛い!
近くの総合病院
CTに写らない!?
救急車で・・・
告知
初めての入院
点滴が入らない
おしっこが出ない
放射線治療開始
中心静脈カテーテル挿入
抗がん剤を始める
入院のイラダチ
病棟イベント ハロウィン
遠足に行けない
自分で歩ける!
うれしい外出許可
放射線治療を嫌がる
順調な回復。でも頭痛が・・・
ドナルドがやってきた
外泊&誕生日パーティー
髪の毛が抜ける
病棟での誕生日
ベッドから落ちる
太ったね〜
スキップができる
X'masケーキを予約
病棟のお友達
わがまま
退院前のMRI検査
最後の放射線治療
静脈カテーテルを抜く
1度目の退院
 
自宅治療開始
遅れた七五三
初めての外来
嘔吐下痢症になる
涙の代替治療
保育園&空手 復帰
クリスマス
友人に告白
初めての迷子
新年
自宅で抗がん剤治療
強くなれ!
MRI検査
保育参観
風邪をひく
雪遊び&温泉旅行
蓄膿症になる
雪遊び ボードデビュー
CT検査
初めての電車
卒園式の練習
空手 昇級審査
年長さん
花見だ〜
セカンドオピニオン
播種(転移)が見つかる
夜の救急病院
 
2度目の入院
水頭症を発症
シャント手術
DSができない
強引な退院
 
車椅子の生活
涙の代替治療A
言葉が伝わらない
ディズニーランド
自由にならない体
眠れない夜
奇跡の風
みんなで旅行
 
3度目の入院
個室 付き添い
シャント交換
水頭症の悪化
延命治療の決断
お見舞い
床ずれ防止のエアマット
七夕 短冊への願い
気管挿管
保育園のお友達
けいれん止めの薬
気管切開する?
人工呼吸器を使う
延命治療@
添い寝をする
延命治療A
輸血する?
最後のケア
最後まで頑張ったね
みんなに見送られて・・・
天国の陸玖へ
陸玖のいない生活
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Library
脳腫瘍(小児脳腫瘍)
斜視
水頭症
中心静脈カテーテル
小児慢性特定疾患
セカンドオピニオン
放射線治療
お勧めサイト
脳外科医 澤村豊のホームページ
自治医科大学とちぎ子ども医療センター
セカンドオピニオン・ネットワーク公式サイト
NPO法人 脳腫瘍ネットワーク
 
朝日新聞に掲載されました

2011/1/25〜29の5日間
『患者を生きる』とい欄に、「この子らしく」という陸玖の闘病記録の記事を掲載していただきました。
閲覧はこちらから
 
LINK集
 
広げようリボン運動
ゴールドリボン
小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。
   
オレンジリボン
オレンジリボン運動で子ども虐待防止の輪を広げましょう。
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
 
細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい
ヒブワクチンってご存知ですか?ワクチンで守れる『いのち』はあります!いのちの格差を無くすためにも現在、ヒブワクチンの定期接種化を求める署名活動をしています。
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