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 CTに写らない!?
  2007年10月14日(日)

  朝からパパ方のおじいちゃん&おばあちゃん家へ遊びに行っていた。
  パパ方の実家はおじいちゃん、おばあちゃん、パパのお姉ちゃん、パパの
  お兄ちゃんファミリー5人と8人家族だ。
  いつもとっても賑やかで、特に従兄妹たちが一緒に遊んでくれるので陸玖に
  とって大好きな場所だ。
  それにウチのパパは週末がお休みでは無いのでパパのお兄さんが第2の
  パパとして、魚捕りやカブトムシ捕りなどいろいろ遊んでくれていた。
  
  この日もいつものように従兄妹たちと遊んだり、第2のパパと魚捕りに出かけ
  たりと楽しく遊んでいた。
  でも時々、頭が痛いと言って横になったりしていたので、いつも元気な陸玖が
  自分から横になりたいなんて言うのは、やっぱりおかしい!と周りのみんなが
  心配している。
  第2のパパも、魚捕りに行くときの足取りが何だかフラフラしているよ!
  と言い。
  お昼ご飯のお箸を持つ手が震えてるよ。。。
  こんなのおかしいよ!とみんなが口を揃える。。。

  医者に行った方がいい!
  今すぐ行った方がいい! 

  そう、みんなに言われ「今度の水曜日にMRIの予約が入ってはいるんだけ
  ど。。。」 でも確かに、日に日に陸玖の症状は悪くなっていく。
  ちょっと前まで、普通に歩っていたし、お箸を持つ手が震えるなんて無かった
  のにここ最近になってさまざまな症状が出てきた。

  そんな心配をしながら夕方、一旦は家に帰ったけど陸玖が頭が痛いと言い
  出した。
  いつもより激しく痛がるし、昼間にみんなに言われたことも気になるし。。。
  水曜日には診察&検査の予約は入っているけれど、やっぱり水曜日まで
  待てない! 同じ総合病院で救急診察してもらうことに。
  下の子の面倒もあるのでパパの仕事場に連絡して、パパにも来てもらい
  一緒に病院へ。
  救急だと必ずしも小児科の先生がいるとは限らないけど、「良かった、小児科
  の先生がいる。」まずそこでホッとする自分がいた。

  1度、診察に来ていたので診察もスムーズだ。
  しかし、「今すぐできることはCTを撮るぐらいです。」と言われ少し躊躇。
  以前、小児科の先生に言われた放射線という言葉が頭をかすむ。。。

  でも躊躇してはいられないくらい陸玖は痛がっている。
  原因がわからないままではどうしようもないし。。。
  結局、CT撮影をお願いした。

  初めてCTの撮影をする陸玖。
  部屋にある大きなCTの機械を見て怖がっている。
  そりゃそうだ、まだ5歳にもならない子供がそんな機械を目の前にベットに横に
  なってと言われても怖いよね。。。
  しかも、放射線を使用する訳だから1人きりにされてしまう。
  
  だけどあまりにもパニックになってしまって撮影どころではないのでパパが
  一緒に部屋に入ることになった。
  それでも、陸玖は怖いと泣き叫んでいる。お医者さんや看護師さんが必死に
  なだめてもCTの部屋からは陸玖の泣き声が響いている。

  かなり時間が掛かってしまったけど、どうにかCT撮影は終了。
  そしてCT撮影の結果は。。。

  私たちも陸玖の頭のCT写真というものをこのとき初めて見た。
  (その後、嫌と言うほど脳の写真を見ることになるけれど。。。)
  もちろん脳腫瘍の知識はゼロだったのでよく覚えていませんが、そのときの
  先生の話では脳に腫瘍があるとは一言も言われませんでした。

  3日後の水曜日にMRIの予約も入っているし。。。ということでとりあえず
  頭痛薬で様子を診ましょうと言われて家に帰されました。


  PS.
  この日のCT写真は未だになんだったんだろう?という気持ちで納得でき
  ません。
  確かに陸玖は泣き叫んでいて、撮影中もじっとはしていられなかったかも
  しれません。映像はブレていてあまり良いものではなかったかもしれません。
  それにしても、その後のMRIの映像や転医先の自治医大で撮影したCTには
  脳の中心にはっきりと大きな腫瘍が写っています。
  
  素人の私たちが見ても分かるような大きな腫瘍が、どうしてこのときCTに
  写らなかったのか???あんなに泣きながら頑張って撮影したのに
  あの陸玖の頑張りは何だったのだろう。。。
  不思議で仕方ありません。

  「将来のある子供に放射線を使うCTの撮影はなるべくしたくない。」と言って
  くれていたのに。それでも頭痛の原因を知るべく怖いCT撮影を頑張ったのに
  あんなに大きな腫瘍が写っていないなんて。。。
  納得できない気持ちでいっぱいです。



  

 

プロフィール
2008年7月に愛する5歳の息子を脳腫瘍という病気で亡くしたママです。少しでも他の方のお役に立てたら、そして息子の頑張った姿を知って欲しくて。。。
陸玖の病気が発覚する以前に子育てに関するサイト「Happiness☆誕生〜子育て」を運営していました。陸玖が産まれて5歳までのことが綴られています。良かったら覗いてみてくださいね。
闘病日誌
異変
斜視?!
頭が痛い!
近くの総合病院
CTに写らない!?
救急車で・・・
告知
初めての入院
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おしっこが出ない
放射線治療開始
中心静脈カテーテル挿入
抗がん剤を始める
入院のイラダチ
病棟イベント ハロウィン
遠足に行けない
自分で歩ける!
うれしい外出許可
放射線治療を嫌がる
順調な回復。でも頭痛が・・・
ドナルドがやってきた
外泊&誕生日パーティー
髪の毛が抜ける
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退院前のMRI検査
最後の放射線治療
静脈カテーテルを抜く
1度目の退院
 
自宅治療開始
遅れた七五三
初めての外来
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涙の代替治療
保育園&空手 復帰
クリスマス
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初めての迷子
新年
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MRI検査
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CT検査
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空手 昇級審査
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セカンドオピニオン
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強引な退院
 
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ディズニーランド
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眠れない夜
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お勧めサイト
脳外科医 澤村豊のホームページ
自治医科大学とちぎ子ども医療センター
セカンドオピニオン・ネットワーク公式サイト
NPO法人 脳腫瘍ネットワーク
 
朝日新聞に掲載されました

2011/1/25〜29の5日間
『患者を生きる』とい欄に、「この子らしく」という陸玖の闘病記録の記事を掲載していただきました。
閲覧はこちらから
 
LINK集
 
広げようリボン運動
ゴールドリボン
小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。
 
オレンジリボン
オレンジリボン運動で子ども虐待防止の輪を広げましょう。
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
 
細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい
ヒブワクチンってご存知ですか?ワクチンで守れる『いのち』はあります!いのちの格差を無くすためにも現在、ヒブワクチンの定期接種化を求める署名活動をしています。
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